色覚異常 我が子の重症度を初めて知る

2000年(平成12年)

目白メディカルクリニックには、ケンちゃん(現在24が才)が保育園の年長の平成12年10月~平成13年2月の間、計38日間通いました。

クリニックに行くと始めに33枚の色覚検査表でケンちゃんの色覚の状態を確認しました。ケンちゃんは普段2色ぐらいの色を間違える程度だったのでひどい色覚異常とは私は思っていませんでした。

しかし、母親である私の前で検査をしてびっくり!

ケンちゃん本人は見えたままの物を正直に言っているので全部合っていると思っているのですが、実際は33枚中30枚が分かりませんでした。親子でありながら我が子の本当の状態を分かってあげられていなかったと分かり、改めて色覚異常の重大さ、大変さを実感しました。

2019年(平成31年)今、思う事

自分の障害を一番身近な人に理解してもらえない苦しみを色覚異常の人は持っている。
自分の障害があることすら、身近な人に気付いてもらえない苦しみを色覚異常の人は持っている。
学校で色覚異常の検査が廃止されてしまった今、本人が障害に気付かないまま色の分からない事で不便な事、危険な事にさらされている。
障害がある本人に、自分の色覚異常の状態を分かるチャンスを、そして、色覚異常が改善するという真実があるという事を伝えるのに、今、私は何をすれば良いのだろうか。

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