2000年(平成12年)
少しがっかりして治療の初日、帰路についたわけですが、その途中、駅のホームで電車を待っていた時、ケンちゃん(現在24才)が口にした言葉で、この治療のすごさ、正しさを確信しました。
「お母さんの服の色、紫色だと思っていたのに、青色だったんだね。」と、色の見え方の変化を口にしたのでした。
その後の治療でケンちゃんが口にした言葉です。
「いつも遊んでいるおもちゃがきれいになった。」「電灯の色が明るくなった。」「いつもの服の色、車の色、電車の色が変わった。」「空の色がきれいになった。」
このようにケンちゃんは当初2,3色の色が違って見えているだけだと思っていたのですが、実際には目の前にうっすらカーテンが掛かっているように、見えている全体に異常があったのでした。
色覚異常とは、治療して回復してみないと、その人の真の苦労や生活の上での危険性を分かってあげられないという重大な障害、ハンディなのです。
2019年(平成31年)今、思う事
今でも私がこの時来ていたブルーのシャツは、大切に持っています。当時保育園年長だった息子ケンちゃんがたった1回の体験で発した、色の見え方の変化を言った言葉。「お母さんの服の色、紫色だと思っていのに、青色だったんだね。」
根本の脳を刺激する⇒脳力が回復する
シンプルだけどどれだけ凄いことなんだろう。このすごい事を証明する、真実の言葉です。
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